インドも宇宙ステーション建設?

インド宇宙研究機関(ISRO)が、インド独自の宇宙ステーションを建設する計画を発表しました。この宇宙ステーションは小型のものになりますが、微小重力実験を行うものになるとのこと。

インドは現在有人宇宙飛行の計画を進めている最中であり、2022年の打ち上げを目指して、有人宇宙船Gaganyaan(ガガンヤーン)の開発を進めています。また、2019年7月15日には、月探査機Chandrayaan(チャンドラヤーン) 2号を打ち上げる予定です。チャンドラヤーン2号は月周回衛星、着陸機、ローバーから構成されており、月の南極地域への着陸を行います。

なお、ガガンヤーンの「ガガン(Gagan)」はサンスクリット語で「空」を意味し、「ヤーン(yaan)」は「乗り物」を意味するので合わせて「空の乗り物」という意味になります。また、チャンドラヤーンの「チャンドラ(Chandra)」はサンスクリット語で「月」を意味するので、「月の乗り物」という意味になります。

有人宇宙船の実施を計画していたインドですが、その先は独自の宇宙ステーションを構築する計画が明らかになりました。インドは人工衛星や探査機の打ち上げで確実に技術力や実績を上げてきており、計画通りに進むか楽しみですね。

過去記事

インドが2022年までに有人宇宙飛行を計画 | Space News Lab

インドが2022年までに有人宇宙飛行を計画


参考

インド宇宙機関長、2029年までに独自宇宙ステーション建設と発言。 ガガニャーン宇宙船の計画を発展 – Engadget 日本版
https://japanese.engadget.com/2019/06/17/2029/



インド、月探査機チャンドラヤーン2を7月15日打ち上げ(秋山文野) – 個人 – Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/byline/akiyamaayano/20190614-00130033/



ISRO – Government of India
https://www.isro.gov.in/

Wrote: わたなべ