火星にやはり生命は存在しているのか?キュリオシティの新たな発見!

NASAは2019年6月24日、火星探査ローバーのキュリオシティが観測開始以来最大のメタンガスの濃度を観測したと発表しました。
メタンガスは微生物の生命活動の結果発生することが多いため、火星に微生物が存在していることの証拠を発見している可能性があります。

ただし、メタンガスは、水と岩石の相互作用によっても発生することがあるので、私たちの期待はやがて裏切られるかもしれません。
過去にもキュリオシティは季節性のメタンガスの濃度変動や、季節変動とは異なるメタン濃度の急上昇を観測したことがありますが原因については、何も解明されていません。
キュリオシティの設備には、メタンガス発生の原因を解明できるような装置は備わっていないためです。
ただ、火星の周回軌道をまわっているESA(欧州宇宙機関:European Space Agency)のTrace Gas Orbiter(TGO)は火星大気中のメタンを検出する機能があり、その観測結果とキュリオシティの観測結果と組み合わせることでメタンの発生源を突き止めることができるかもしれません。
火星にメタンガスがあることが発見され、それが生命活動の結果かもしれないというのは好奇心が刺激されますね。
ぜひ、各国が協力して原因解明に繋げて欲しいものです。
参考

NASA探索車が火星にて生命存在の可能性を示すガスレベルを検知
https://jp.techcrunch.com/2019/06/23/2019-06-23-nasas-curiosity-rover-finds-levels-of-gas-on-mars-that-could-suggest-possibility-of-life/amp/



Curiosity's Mars Methane Mystery Continues | NASA
https://www.nasa.gov/feature/jpl/curiosity-detects-unusually-high-methane-levels/

Wrote: わたなべ