2019年5月15日、NASAがイスラエルの民間月面探査機「Beresheet(ベレシート)」が月面に衝突した地点を発見したと発表しました。
発見したのはNASAが2009年に打ち上げた月周回衛星ルナー・リコネサンス・オービター(LRO)です。
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New image! 📸 Our @NASAMoon orbiter captured this visual of the lunar impact site from @TeamSpaceIL's Beresheet spacecraft. If you look close, there are also clues about a possible man-made crater on the Moon: https://t.co/WgYqoxEMhS pic.twitter.com/jxdr9VV8Lq— NASA (@NASA) 2019年5月15日
ベレシートは4月11日に民間としては初めて月への着陸に挑戦しましたが、着陸直前にトラブルが発生し、惜しくも着陸に失敗してしまいました。
衝突後の写真は4月22日に撮影されたものですが、短期間で衝突場所を特定できたのは、衝突直前までベレシートの位置を追跡していたため、衝突位置をある程度の範囲まで絞れていたということのようです。
NASAのLROといえば中国の月面探査機「嫦娥4号」と月探査車「玉兔2号」も月上空からの撮影に成功しています。このような月面の撮影画像を用いることで、月の謎を解明していって欲しいものですね。
過去記事
NASAの月周回衛星が中国の探査機を捉える! | Space News Lab
イスラエルの民間月面探査機 月への着陸失敗! | Space News Lab
月面に衝突、イスラエル探査機の痕跡をNASAが公開 | BUSINESS INSIDER JAPAN
https://www.businessinsider.jp/post-190793
Beresheet Impact Site Spotted | NASA
https://www.nasa.gov/feature/goddard/2019/lro-beresheet-impact-site-spotted/
Wrote: わたなべ