2019年4月11日、イスラエルの民間団体「SpaceIL(スペースIL)」は、同団体の月面探査機「Beresheet(ベレシート)」の月面着陸が失敗したと発表しました。
Don’t stop believing! We came close but unfortunately didn’t succeed with the landing process. More updates to follow.#SpaceIL #Beresheet pic.twitter.com/QnLAwEdKRv
— Israel To The Moon (@TeamSpaceIL) 2019年4月11日
尚、こちらのツイートにある月面の写真は月面から22キロメートル地点からの画像とのこと。
続く4月12日のツイートで、着陸動作時の状況を報告していますが、月面から150メートルの地点でベレシートとの接続が失われ、またメインエンジンをシャットダウンし再起動したことにより、着陸機のスピードを落とす時間を確保できなかった模様です。
Preliminary technical information collected by the teams shows that the first technical issue occurred at 14 km above the Moon. At 150 meters when the connection with #Beresheet was lost, it was moving at 500 km/h, making a collision inevitable. #IsraelToTheMoon #SpaceIL
— Israel To The Moon (@TeamSpaceIL) 2019年4月12日
しかし、民間で初めて月周回軌道に到達したことを讃えて、XPrize財団がスペースILに賞金100万ドルを授与することを発表しました。さらにスペースILはベレシート2号機で再び月面着陸に挑戦することを発表しています。
民間としては、初の月面着陸を目指したベレシートでしたが、残念ながら、着陸には失敗してしまいました。月面でのベレシートの自撮りを見ることは今回は叶いませんでしたが、アップデートしたベレシート2号機での成功を期待しています!
過去記事
イスラエルの民間月面探査機が地球との自撮りに成功!
Don’t stop believing! We came close but unfortunately didn’t succeed with the landing process. More updates to follow.#SpaceIL #Beresheet pic.twitter.com/QnLAwEdKRv
— Israel To The Moon (@TeamSpaceIL) April 11, 2019
Wrote: わたなべ