ボーイングの有人宇宙船の無人試験打ち上げが8月に延期

アメリカのボーイング社は2019年5月に予定していた有人宇宙船Starlinerの無人試験打ち上げを8月に延期すると発表しました。以前当ブログで本件についてお伝えした時は3月に予定していた無人打ち上げを4月以降に延期するということでしたが、それがさらに延期された形になります。
ボーイング社が開発を進めている有人宇宙船StarLinerは最大7名が搭乗可能で、最大10回の再利用が可能なように設計されています。

アメリカとしてはロシアとのソユーズでのISSへ人員輸送の契約が2020年初頭に切れるので、アメリカ独自のISSへの人員輸送手段確立は急務となっており、民間のスペースXとボーイングが有人宇宙船開発を進めています。
この3月にはスペースXの有人宇宙船のクルー・ドラゴンが無人での打ち上げに成功し、国際宇宙ステーション(ISS)に物資を届けるのに成功しました。

今回のボーイング社の打ち上げ延期は先行するスペースX社に対して、さらに遅れをとることになり、ボーイング社は悔しい思いをしているとは思いますが、慎重に開発を進めて完成度の高い有人宇宙船の開発に成功することを期待しましょう。

過去記事

アメリカの民間有人宇宙船の試験打ち上げがさらに遅れる





米、ボーイング開発宇宙船に遅れ 無人試験飛行は8月以降 | 共同通信 ニュース | 沖縄タイムス+プラス
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/404891


https://www.boeing.jp/%E3%83%92%E3%82%B7%E3%83%8D%E3%82%B9%E9%83%A8%E9%96%80-%E7%B4%B9%E4%BB%8B/%E9%98%B2%E8%A1%9B%E3%83%BB%E5%AE%87%E5%AE%99%E3%83%BB%E5%AE%89%E5%85%A8%E4%BF%9D%E9%9A%9C%E9%83%A8%E9%96%80/CST-100.page
Boeing: 商用有人宇宙船CST-100スターライナー

Wrote: わたなべ