インドの人工衛星破壊試験がISSを危険をおよぼす?

2019年4月1日、NASAの長官が、3月27日にインドが実施したミサイルによる人工衛星破壊実験によって、軌道上に少なくとも400個の破片が発生し、国際宇宙ステーション(ISS)とその乗員が危険にさらされていると語った。
インドが実施した人工衛星破壊試験は高度300キロメートルという比較的低い高度で行われたため、発生した破片は数週間で地球に落下すると発表していました。

しかし、インドの破壊試験で発生した破片は、実際には高度約400キロメートルの軌道を周るISSよりも上空まで到達していることが観測されたとのこと。
ただし、発生した破片によって、ISSのリスクは高まったが、現在ISSに滞在している宇宙飛行士らは依然として安全とも発表されています。

インドが行なった実験で発生した破片によって、ISSの宇宙飛行士へのリスクがそれほど高くなった訳ではないとのことで、ひとまずは安心ですね。

現在の宇宙ゴミは直ちに問題となるレベルではないという話もありますが、今回の破壊試験のように無闇に宇宙ゴミを増やすようなことは避けてほしいものですね。



NASA warns Indian anti-satellite test increased debris risk to ISS – SpaceNews.com

NASA warns Indian anti-satellite test increased debris risk to ISS



Wrote: わたなべ