キヤノン電子やIHIエアロスペースらが共同出資して設立した小型ロケット開発会社「スペースワン」が、2019年3月26日、ロケットの射場の建設予定地として、和歌山県串本町を選定したと発表しました。
和歌山県串本町は、本州最南端の町であり、以前から同社の射場の候補地として名前が上がり、誘致を進めているとの報道がありましたが、この度、正式に射場の建設地として決まったようです。
射場は今年(2019年)から建設を開始し、2021年に完成、運用開始予定とのこと。
インターステラテクノロジズ社長の稲川氏がスペースワンの発表資料を元にロケットの打ち上げ軌道についてツイートしている内容も興味深いのでこちらもご覧になってください。
PBSのこと考えると難しいからペイロードとPBS合わせて超ざっくり300kgと仮定、推力は初期加速度2G~4Gぐらいが固体の人好きそうっていうイメージで適当に620kN,200kN,50kN。でこんな感じ。ちょっと燃焼時間短すぎる気もするから推力下げてよかったかも(※完全に妄想です) pic.twitter.com/BWspFIoHLr
— いな (@ina111) 2019年3月26日
2021年にサービスインすることは以前から発表されていましたが、そのタイミングに間に合わせるよう射場を完成させるのでしょうね。
来年(2020年)にはアビオニクスのテストフライトが予定されているので、これからもスペースワンの動きには注目していきましょう。
参考
Launch Your Space Business | SPACE ONE
https://www.space-one.co.jp/
小型ロケット打上げ射場の建設予定地の選定について | スペースワン株式会社
https://www.space-one.co.jp/doc/pressrelease190326.pdf
地権者と交渉始める ロケット発射場誘致の串本町/AGARA 紀伊民報
http://www.agara.co.jp/news/daily/?i=351297
Wrote: わたなべ