先日、ヴァージン・ギャラクティック社のSpaceShipTwoが宇宙空間に到達したと、当ブログでもお伝えしました。
ヴァージン・ギャラクティック社のスペースプレーンがついに宇宙に到達!
この記事の中で、米国空軍は宇宙空間の下限を地上80kmとしているのに対し、国際航空連盟(FAI)は100kmをカーマン・ラインとして宇宙空間との境界としているとお伝えしました。
カーマン・ラインが100kmに決まった経緯についてはWikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/カーマン・ライン)には「地球大気圏を脱出するための軌道速度として宇宙速度が計算されたが、このときにおおよその宇宙との境界線として海抜高度100 kmが設定され、計算に使用された。」とあります。つまり、宇宙と地上の特性の差というのは考慮されずに、便宜的に決められた境界であるようです。
このFAIが、宇宙空間との境界を100kmから80kmへの変更を検討していると発表しています。
FAIの発表では、人工衛星の軌道等、様々な視点から分析を行なった結果、宇宙との境界を80kmに変更できる科学的な材料が揃ってきていることが書かれています。
宇宙空間との境界の定義が80kmになろうと、ヴァージン・ギャラクティック社が成し遂げたことや宇宙開発企業に影響があるわけではないですが、科学技術の進歩によって、世界の見方が変わるのは面白いですね。
一体どこからが宇宙なの? 地球と宇宙の「境目」論争が勃発! | ニコニコニュース
https://news.nicovideo.jp/watch/nw4370185
Wrote: わたなべ