NASAは12月10日、ワシントンにあるアメリカ地球物理学連合(AGU)の会議で記者会見を開き、「人間が作った物体が、史上2度目に星間空間に到達した」ことを発表しました。
その物体こそがNASAの探査機ボイジャー2号で、1977年の打ち上げ以降、木星や土星の探査を終え、ボイジャー1号とともにどこまで遠くまで飛んでいけるのかというミッションに挑戦していました。
11月5日ついにグラフが太陽圏粒子の減少と宇宙線の増加をとらえ、境界面ヘリオポーズを越えたことを確認しました。
ボイジャー2号は太陽圏からは離脱したものの、まだ太陽系の中におり、年間約4億6671万km進むスピードで進んでいます。
太陽系の一番外側は「オールトの雲」と呼ばれる球殻状の仮想的な天体群が取り囲んでおり、ボイジャー2号がそこまで到達するにはあと300年かかり、そこを抜けるにはあと3万年かかるとのことで、「オールトの雲」の中やその外に本当に何があるのか知るのは我々のずっとずっと子孫の時代となってしまうとのことです。
ボイジャー2号の通信自体も2030年頃には途絶えてしまうということでそれまでの間となりますが、ヘリオポーズの外でどんな情報を得られるかは新なニュースを楽しみにしたいと思います!
Wrote: ディー