中国の民間ロケット開発会社Landspace 2018年中に初の打ち上げへ

中国の民間ロケット開発会社Landspace社が2018年の第4四半期に初の打ち上げを行うと発表しました。

ランドスペースが打ち上げるのは、3段式の固体ロケット「朱雀1号(Zhuque-1)」。
そしてペイロードとしては、太陽同期軌道へと投入されるCCTVの科学実験・リモートセンシング衛星が搭載されます。
またこれは、中国民間企業による初の軌道打ち上げとなる予定です。

この朱雀1号の大きさは全長19m、直径1.35mとのことです。同程度の大きさロケットとしては、全長17mのアメリカとスペインのロケット開発企業ロケット・ラボ社のエレクトロンロケットがあります。ちなみに、インターステラテクノロジズ社のMOMO2号機は全長8.5mですので、朱雀1号に比べてMOMO2号機はちょうど全長が1/2となります。

このLandspace社は2015年設立の会社であり、当ブログで以前紹介した同じく中国のロケット開発会社ワンスペース社も2015年設立ですので、
どちらも設立3年で最初の打ち上げを行うことになります。

中国の宇宙開発は国主導が強いイメージでしたが、今年は民間のロケット開発会社での初ロケット打ち上げが続いています。民間のロケット開発といえばアメリカというイメージですが、中国の企業がこれに続くのでしょうか?
中国企業の宇宙ロケット開発にはこれから注目ですね!



中国ランドスペース、「朱雀1号」ロケットを2018年中に打ち上げ | sorae:そらへのポータルサイト

中国ランドスペース、「朱雀1号」ロケットを2018年中に打ち上げ





Landspace of China to Launch First Rocket in Late 2018 | SPACE.com
https://www.space.com/41382-landspace-china-first-rocket-launch-2018.html


中国の宇宙ベンチャー「ワンスペース」小型ロケット打ち上げ成功



Wrote: わたなべ