アメリカのカール・ジェンスキー超大型干渉電波望遠鏡群が20光年先の天体の磁場を測定した結果、浮遊惑星ではないかとの論文が発表されました。
干渉電波望遠鏡群とはあまり聞きなれないと思うのでどんなものかと言うと、宇宙から来る微弱な電波を捉えるための施設で、その構成は直径25mのパラボラアンテナが27機あり、一片が21kmのYの字状に敷設されていて線路の上を移動させて観測する望遠鏡のことです。
浮遊惑星とは、恒星を周回せず宇宙空間を漂う天体の事です。
今回指摘されている浮遊惑星は、質量が木星の12.7倍で磁場の強さが木星の200倍だそうだ。
また、表面温度は815度もあるとの事。
これだけ大きな天体が単独で自由移動しているのは何故なのでしょう?20光年先と比較的近いので詳しい観測で何かわかると面白いですね。
この天体は惑星以外には、褐色矮星(わいせい)である可能性も指摘されてきた。
褐色矮星は通常、惑星としては質量が大きすぎるものの、恒星のエネルギー源となる水素核融合のプロセスを維持できるほどの質量がない天体とみなされている。理論的には1960年代から存在が予想されていたが、95年に初めて発見された。
米の学術誌で論文を発表 20光年先に漂う「浮遊惑星」が存在 – ライブドアニュース
http://news.livedoor.com/article/detail/15130146/
Wrote: 寺地