LE-9(エルイー・ナイン)エンジンは、2020年度に初号機の打ち上げが予定されている新型ロケット「H3(エイチスリー)」のメインエンジンで、6月24日の15時45分頃から燃焼試験を行うとのことです。
場所は種子島宇宙センター大型ロケット発射場ですが、Youtubeでライブ中継してくれるようなので、楽しみにしましょう。
H3ロケットはこれまで日本が開発してきた液体ロケットエンジンに比べより大推力(LE-7Aの1.4倍)を発生させるエンジンが必要で、この大推力エンジンを安価かつ信頼性高く実現するために、「エキスパンダブリードサイクル」方式のエンジンシステムが採用されているそうです。
エキスパンダブリードサイクル方式については、下のリンクを参照してください。
この方式は、エンジン全体のパーツ数を減らすことができ、異常な燃焼状態になりにくいなどの特長があり、高信頼性と低価格を高いレベルで両立させるエンジンサイクルとのことです。
LE-9エンジンは2017年4月頃から数年かけて燃焼試験を実施しているので、うまくいくといいですね。
H3ロケット用LE-9実機型エンジン燃焼試験ライブ中継 | Youtube
LE-9 | エンジン | JAXA 第一宇宙技術部門 ロケットナビゲーター
http://www.rocket.jaxa.jp/engine/le9/
Wrote: t.hirai