2022年9月15日、アメリカとニュージーランドのロケット開発会社ロケットラボは「エレクトロン」ロケットの打ち上げを実施し、搭載されていた日本のSynspectiveが開発した人工衛星「StriX-1」を予定通りの軌道への投入に成功したと発表しました。
ロケットラボ社のロケット「エレクトロン」は小型の液体燃料ロケットで、軽量化のために本体には炭素繊維強化プラスチック(CFRP)が使われています。エンジンは独自開発ラザフォードエンジンが使われており、これは3Dプリンタで作成されています。
Synspective社は衛星データを利用したソリューションサービスの提供および、小型SAR(合成開口レーダ)衛星の開発と運用、およびSAR衛星データの提供 を目指す日本の会社です。StriX-1 は、合成開口レーダー (SAR) 衛星コンステレーション用の最初の商用衛星で、将来的な衛星の多数機生産や運用を見据えた初の実証商用機です。実証衛星StriX-αとStriX-βをそれぞれ、2021年12月と2022年3月にエレクトロンロケットで打ち上げています。
ロケットラボのエレクトロンロケットは今回の打ち上げで、30回目の打ち上げとなりました。
Image Credit: Rocket LAB
https://www.rocketlabusa.com/missions/completed-missions/the-owl-spreads-its-wings/https://www.rocketlabusa.com/missions/completed-missions/the-owl-spreads-its-wings/
Wrote: わたなべ