中国 同日に快舟1A、長征2Dで地球観測衛星等を打ち上げ!

 中国は現地時間の2022年9月6日に、中国国営企業が開発した「快舟1A」ロケットと「長征2D」ロケットの打ち上げを実施したと報道されています。2つのロケットの打ち上げは無事に成功し、ペイロードは狙いの軌道に投入されたようです。

 「快舟1A」ロケットは全長19.4m・直径 1.4mの液体燃料の4段目と固体燃料の3段で構成されたロケットです。中国航空宇宙科学産業集団公司の子会社であるExPaceが開発しています。2017年1月に初めて打ち上げが行われ、 人工衛星を軌道に投入するのに成功しています。 今回の打ち上げでは、CentiSpace-1 S3 & S4(Xiangrikui 3 & 4)を軌道に投入しました。GNSS増強技術を検証するための試験衛星であると報じられています。

 「長征2D」ロケットは、全長41.056 m・直径 3.35m・重量232tの2段式の液体燃料ロケットです。今回の打ち上げでは、遥感35号05組(Yaogan 35 Group 05)の3機の衛星を軌道に投入しました。

 中国は先日も国営企業が開発したロケットを連日で打ち上げており、今回は同日に2機のロケット打ち上げを行いました。中国は毎週のように打ち上げをおこなっており、宇宙利用が活発になってきているのを感じます。

参考URL

中国、試験衛星と地球観測衛星を相次いで打ち上げ


Wrote: わたなべ