ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が撮影した新たな木星の画像が公開!

 2022年8月22日、米航空宇宙局(NASA)は、James Webb Space Telescope(ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡)が撮影した木星の画像を公開しました。

 ジェイムズ・ウェップ宇宙望遠鏡はハッブル宇宙望遠鏡の後継機で、2021年12月に打ち上げが行われました。口径6.5mの主鏡によって、優れた感度と空間分解能で赤外線を観測する望遠鏡です。

 今回公開された木星の画像は2022年7月27日にジェイムズ・ウェップ宇宙望遠鏡の近赤外線カメラ(NIRCam)によって撮影されました。この画像は取得時に使用された3種類のフィルターに応じて赤・黄緑・シアンに着色され、撮影中の自転による位置ずれが補正されています。画像から、オーロラは木星の北極と南極の両方の上空の高高度まで伸びていることがわかります。地球を飲み込むほどの大きさで有名な大赤斑は、多くの太陽光を反射しているため白く見えています。

 今回こちらに載せた画像以外にもNASAのサイトには2枚の木星を撮影した画像が公開されています。そちらの画像には木星の薄い環や衛星の姿も確認できますので、ぜひ見て見てほしいです。今回公開された画像を見ると、これからどんな精細な画像を見せてくれるのか期待が高まります。

Image Credit: NASA, ESA, CSA, Jupiter ERS Team; image processing by Judy Schmidt

参考

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が撮影した新たな木星の画像が公開された



https://blogs.nasa.gov/webb/2022/08/22/webbs-jupiter-images-showcase-auroras-hazes/


Wrote: わたなべ