インド宇宙研究機関(ISRO)は現地時間2022年8月7日、新型ロケット「Small Satellite Launch Vehicle(SSLV)」の初打ち上げを実施しましたが、衛星を目的の軌道へ投入することはできませんでした。
SSLVは全長34m・直径2m・総重量120tの3段式の固体燃料ロケットです。SSLVは2017年に開発がスタートしており、今回の打ち上げが初めての打ち上げでした。
ISROの発表では、ロケットの第3段目までは、予定通り機能したが、人工衛星を軌道へ投入するためのキックステージVelocity Trimming Module(VTM)のエンジンがすぐに停止してしまったということです。搭載されていた人工衛星2機は大気圏に再突入してしまったとみられています。
インドの新型小型衛星用ロケットであるSSLVの初打ち上げは失敗に終わってしまいました。ただ。ロケットは3段とも予定通り動作していたので、キックステージVTMのエンジンが停止してしまった原因がわかれば、次の打ち上げでは成功になるのではないでしょうか。
Wrote: わたなべ