ロシアの宇宙機関Roscosmosが、2022年8月15日、Russian Orbital Service Station (ROSS)と称する独自の次世代宇宙ステーションのスケールモデルを公開しました。
ロシアは国際宇宙ステーション(ISS)を20年以上維持し続けて来ましたが、今年7月には、今後数年のうちにISSから撤退することを表明しています。ただ、現状ではISSの軌道を保つためにロシアのモジュールが必要であり、少なくとも2024年まではロシアはISSにとどまる予定です。
Russia's space agency on Monday unveiled for the first time a physical model of what a planned new Russian-built space station will look like, suggesting Moscow is serious about abandoning the International Space Station (ISS) and going it alone. https://t.co/PeLLP4ZjA4
— Reuters Science News (@ReutersScience) August 15, 2022
ROSSは6モジュールで構成され、2段階に分けての軌道投入が計画されています。第1段階では4モジュールで運用を開始、第2段階では2モジュールとサービスプラットフォームを打上げ、第1段階で打ち上げ済みの4モジュールと結合して完成する計画となっています。Roscosmosは打ち上げの日程を明らかにしていませんが、ロシアの国営メデイアでは第1段階のミッションは2025年から2030年で行われる予定と伝えられているようです。
ロシアが計画している新しい宇宙ステーションROSSでは、宇宙飛行士が常に滞在しているわけではなく、年に2回長期滞在する運用になるようです。これは人が滞在しない間は遠隔で実験等を進めるいうような計画ということなのでしょうか?どのようにこのROSSが運用されていくのかも気になります。
https://www.techno-edge.net/article/2022/08/16/182.html
https://www.reuters.com/lifestyle/science/russia-planning-go-it-alone-unveils-model-new-space-station-2022-08-15/
Wrote: わたなべ