中国は現地時間の2022年8月4日と5日に、それぞれ中国国営企業が開発した「長征4B」ロケットと「長征2F」ロケットの打ち上げを実施したと報道されています。2つのロケットの打ち上げは無事に成功し、ペイロードは狙いの軌道に投入されたようです。
「長征4B」ロケットは、全長44.1m・直径 3.35m・重量254tの3段式ロケットです。主に低軌道や太陽同期軌道へ衛星を投入するために使用されます。「長征2F」ロケットは、全長62m・直径 3.35m・重量464tの2段式ロケットです。主に有人宇宙船の「神舟」を打ち上げるために使用されます。
「長征4B」ロケットで打ち上げられたペイロードは、3機の人工衛星で、そのうちの一つであるTerrestrial Ecosystem Carbon Inventory Satellite (TECIS)は陸上生態系の炭素循環をモニタリングする衛星とのこと。「長征2F」ロケットで打ち上げられたペイロードはChinese Reusable Space Vehicle、つまり再利用型宇宙船の試験機とのこと。
中国が相次いでロケットを打ち上げました。近年の中国の宇宙分野の力の入れようからは目が離せませんね。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E5%BE%81_(%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88)
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E5%BE%812%E5%8F%B7F
Wrote: わたなべ