中国 ICV技術実証用人工衛星打ち上げ成功

中国は2022年6月2日、「長征2C」ロケットを打ち上げ、自動運転技術の技術実証用の衛星「吉利01組」(Geely-01)9機 を所定の軌道への投入に成功しました。

「吉利01組」(Geely-01)は浙江時宙道宇科技有限公司(GeeSpace)によって開発され、ICVと呼ばれる自動運転技術を搭載した車両に用いる技術実証を目的としています。ICVとは、Intelligent Connected Vehicleの略で、人工知能や高度な通信技術を用いて、安全性の高い自動運転を可能とする自動車の総称で、特に、中国政府が推進する次世代自動車を指します。

今回打ち上げられた衛星は、全240機で構成されるGeely Future Mobility Constellationと呼ばれる衛星コンステレーションを構成する衛星の最初の9機となります。

近年の中国はAI大国のイメージが強いですが、人工衛星を使用した自動運転も推進しているのですね。Geely Future Mobility Constellationの完成はまだ先ですが、衛星コンステレーションと自動運転が組み合わさることでどれだけ自動運転の安全性が上がるのか興味深いですね。

参考

中国民間自動車会社が開発した「吉利01組」衛星9機の打ち上げに成功 自動運転技術の実現へ


Wrote: わたなべ