NASAの新型有人宇宙船「オリオン」の取り付けが始まる

 NASAの新型大型ロケット「SLS(スペースローンチシステム)」の打ち上げが近づいています。予定では2021年11月の打ち上げです。SLSのロケット組み立て棟ではエンジンの燃焼試験を終え運ばれたコアステージに第2段の「ICPS(Interim Cryogenic Propulsion Stage)」の取り付けが行われ、いよいよ有人宇宙船「オリオン」の取り付けになります。オリオンにはすでに先端の緊急脱出装置が取り付けられていて 完成が間近です。

 最初の打ち上げは「アルテミス1」と言うミッションで無人で打ち上げられ月を周回し戻ってきます。

 アルテミス1の打ち上げでは超小型衛星が13機相乗りするそうです。そのうち1機はJAXAが開発した「OMOTENASHI」と言う超小型探査機で月面着陸を行うそうです。もう1機、「エクレウス」と言う探査機はJAXAと東京大学が開発した深宇宙探査機で月の裏側にあるラグランジュ点に向かい地球のプラズマ圏の観測や月に衝突する隕石の閃光検出など行うそうです。

 近々スペースXのスターシップによる月旅行なども実現しそうな段階ですがNASAのSLSも多額の開発費が投入されていると思うので打ち上げ成功して欲しいですね。期待しています。

参考URL

NASA新型宇宙船「オリオン」初飛行に向けてフェアリングの取り付けが始まる


Wrote: 寺地