パーセべランスもうすぐ火星に到着!

 2020年7月30日に打ち上げられたNASAの火星探査車「パーセベランス」は日本時間2月19日に火星に着陸します。

 NASAのジェット推進研究所はパーセベランスの火星大気圏突入から着陸までの様子をCGで再現した動画を公開しています。

 パーセベランスは、火星の大気圏に時速約1万9500kmで突入し降下していきます。大気圏突入後降下しながら速度を落としていき時速約1500km、高度1万m付近でパラシュートが開きます。時速約600kmを下回ると耐熱シールドが切り離されます。時速約320kmまで減速し高度2,000mになるとパーセベランスが格納されているバックシェルからパーセベランスを含む降下ステージが切り離され、降下ステージの8基のロケットエンジンで減速をしながら着地に向け高度を下げていきます。地表まであと20mのところで降下ステージからパーセベランスを吊り下げているケーブルが伸びて、パーセベランスが吊り下げられた状態で着地します。パーセベランスが着地すると同時に降下ステージはケーブルを切り離し飛び去っていきます。降下ステージはそのまま離れたところに飛び去り役目を終えます。安全に火星に降り立ったパーセベランスは火星の探査を始めます。

 パーセベランスは火星のジェゼロ・クレーターに着陸します。そこで、古代の火星で誕生した可能性のある生命の探査を行うのが重要なミッションです。今後は地球に火星のサンプルを持ち帰るサンプルリターンも行う予定でパーセベランスはそのためのサンプル採取も行います。

 火星には生命がいたのか、いよいよわかる時が近づいてきました。パーセベランスの活躍に期待が高まります。

参考URL

パーセベランス火星降下の再現動画



Soraeの記事
https://sorae.info/space/20210131-mars-perseverance.html


Wrote: 寺地