ISSの新たなモジュール「ナウカ」の準備進む

 以前にもお伝えしたロシアの宇宙ステーションモジュール「ナウカ」の開発状況が伝わってきました。

 ロシアの新モジュール「ナウカ」は、国際宇宙ステーション(ISS)の基本機能モジュール「ザーリャ」の予備機をもとに開発されています。ナウカには、化学実験用の小型エアロックや欧州で開発されたロボットアームが取り付けられていて、モジュールの内外での実験に対応しています。

また、ナウカにはISSの姿勢制御や酸素生成・水の再生能力などが備わっていて、滞在中の宇宙飛行士にとって安全性が高まる機能があります。ナウカの接続によって物資などの保管場所も拡大されより多くのものをISSに置くことができるようになります。ナウカにはドッキングポートを増設し、今後新たにモジュールを開発し追加する計画もあるようです。

 ロシアの国営宇宙企業ロスコスモスは、ナウカの打ち上げ前チェックは80%完了しているとの発表を行っています。ナウカは2021年中の打ち上げとなります。打ち上げが楽しみですね。

参考URL

https://sorae.info/space/20210131-nauka.html


Wrote: 寺地