アメリカのロサンゼルスを拠点とする民間宇宙企業ロケットラボは、ニュージーランド・マヒア半島にある打ち上げ施設から小型通信衛星1基を積んだ「エレクトロン」ロケットを現地時間2021年1月20日に打ち上げました。
エレクトロンロケットは、炭素繊維強化プラスチック製の小型ロケットでエンジンは自社開発の液体燃料ロケットエンジン「ラザフォードエンジン」を使っています。
エレクトロンロケットは今回で18回目の打ち上げで、2021年最初の打ち上げでした。打ち上げから70分後に衛星の分離が確認され打ち上げが成功しました。ロケットラボはこれまでに97基の衛星を打ち上げています。
今回打ち上げた衛星はヨーロッパに本社を置く「OHBグループ」の小型衛星ですが、詳細は公開されていません。
また、エレクトロンロケットはこれまでブースターの再使用を行うため回収ミッションも行われていましたが、今回の打ち上げでは回収を行わなかったそうです。
ロケットラボはアメリカのヴァージニア州にロケット打ち上げのための射場を建設しており、今後も注目されそうです。
https://sorae.info/space/20210122-rocketlab.html
Wrote: 寺地