地球上の生物の大量絶滅が一定周期で起きている?

 地球上の生命が一定周期で大量絶滅しているそうなのですが、その原因は宇宙にあるようなのです。仮説を発表したのは、ニューヨーク大学のマイケル・ランビーノ教授らの研究チームです。研究チームが詳しく分析したところ、過去3億年の間に陸上生物の大量絶滅が約2750万年の周期で10回ほど起きていることがわかったそうです。10回のうち8回は陸上生物と海洋生物がほぼ同時に絶滅していることやそのうちの3回は巨大隕石の衝突が原因だと言うことも判明しました。隕石衝突以外の大量絶滅の原因は大規模な火山活動によるものだそうです。これらの大量絶滅の周期は偶然起きているのでしょうか?

 研究チームは原因を宇宙に向けてみました。地球がある太陽系は天の川銀河を2億5000万年かけて公転していますが、直線的ではなく上下に振動しながら公転しるようです。太陽系は天の川銀河を公転しているとき、3000年の周期で銀河のディスクと呼ばれる塵やガス、恒星、ダークマターが高い密度で集まっている部分を通過しています。研究チームは銀河のディスクを通過するときダークマターによって地球上の大規模な火山活動や隕石の衝突に影響を与えたのではと話します。

 あくまでも仮説でそれを裏付けるにはまだまだ時間はかかると思いますが興味深い話です。

参考URL

https://sorae.info/astronomy/20201215-milky-way.html


Wrote: 寺地