中国のロケット「長征5号」で月探査機打ち上げ

中国の海南省文昌宇宙発射センターから長征5号ロケットが2020年11月24日午前5時30分頃打ち上げられました。中国の月探査ミッションのための探査機「嫦娥5号」が搭載されていました。打ち上げは成功し、探査機は予定の軌道に投入されました。

今回のミッションは探査機が月周回軌道に乗り、軌道上から月の探査を行い、その後着陸機が分離し月面着陸を行い、サンプル採取を実施します。月面を地下2mまで掘りロボットアームで2kg程度の岩石や砂を採取するそうです。サンプル採取の他、着陸地点の地形マッピングや赤外線分光計による岩石の組成調査などが行われます。そして、月面探査が終わると月面離陸機が離陸し軌道上で大気圏再突入モジュールとドッキングを行い地球へ帰還します。

月は近いと言うこともありこの一連のミッションが1ヶ月未満で完了するそうです。そして、月からのサンプル採取はソ連のルナ計画が最後で44年ぶりだそうです。

中国は2030年代に月面に研究施設や居住施設を建設したいと考えているそうです。色々議論を呼びそうですが注目したいですね。

ー引用ー

中国国家航天局は2003年から、月探査を行う「嫦娥計画」を進めている。2007年に「嫦娥1号」、2010年に「嫦娥2号」が打ち上げられ月周回軌道への投入に成功した。2013年には「嫦娥3号」が月面への軟着陸を果たし、2019年に打ち上げられた「嫦娥4号」は、世界で初めて月の裏側へ着陸した。

ー引用終わりー

参考URL

http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/11658_change5


Wrote: 寺地