野口聡一宇宙飛行士の国際宇宙ステーションへの打ち上げが日本時間2020年11月15日午前9時49分に決まったそうです。打ち上げはアメリカの民間会社スペースX社のクルー・ドラゴン(Crew-1)によって行われます。
当初の打ち上げは10月31日でしたが、別のミッションで見つかった「Falcon 9」の第1段エンジンのガスジェネレーターで起こった想定外の動作が問題となり打ち上げが延期となっていました。問題の内容はわかりませんが打ち上げが決まったと言うことは解決したのでしょう。
今回打ち上げられるクルー・ドラゴンは運用初号期です。5月にdemo-2による有人試験飛行が成功したことにより、無事本運用となりました。これによって宇宙飛行士がロシアのロケットからしか宇宙に行けなかったのがアメリカとロシアの2カ国に増えて、もしもの場合のバックアップ体制ができることになります。
今回搭乗するCrew-1には、野口聡一宇宙飛行士をはじめNASAのMichael Hopkins（マイケル・ホプキンス）飛行士、Victor Glover（ビクター・グローバー）飛行士、Shannon Walker（シャノン・ウォーカー）飛行士ら4名の宇宙飛行士が搭乗します。国際宇宙ステーションに向かった4名は、約6か月間に渡り科学実験などのタスクに従事することになります。
ー引用ー
野口聡一宇宙飛行士はISSに滞在中、微小重力環境を用いた様々な実験を行う予定です。また、今年8月に行われた「KIBO宇宙放送局」の第2回目の放送や東日本大震災で被害を受けた地域にメッセージを送るミッションなどを行うことになっています。
ー引用終わりー
https://sorae.info/space/20201027-crew-dragon.html
Wrote: 寺地