地球に2つめの月がある!?

2020年2月15日に地球に2つめの衛星(月)があることが発見されました。この2つめの月は「2020 CD3」と呼ばれ、数mほどの大きさと考えられています。「2020 CD3」の軌道から、この天体は3年ほど前から地球の周りを回っていたと考えられており、2020年4月には地球から離れていくことが分かっています。


Credit: The international Gemini Observatory/NSF’s National Optical-Infrared Astronomy Research Laboratory/AURA

「2020 CD3」はアメリカのアマチュア天文家によると、3年よりもっと前から地球の周りを周回していた可能性も考えられるようです。

ハワイのマウナケアにある国際ジェミニ天文台は、「2020 CD3」を自然の小惑星である以外にも、人間が数十年前に宇宙に投入したものである可能性があると発表しています。

ちなみに「2020 CD3」のように一時的に地球を周回する天体は、過去には「2006 RH120」 と呼ばれる天体が報告されています。こちらも直径数メートル程度の小惑星でした。「2006 RH120」は2006年11月から2007年9月までの間、地球の周りを周回しており、地球を3周しました。現在は地球から離れていますが、太陽の周りを公転しており、2028年に再度地球の衛星となる可能性もあると考えられています。

「2020 CD3」は非常に小さく、暗い天体のため、肉眼で夜空に発見する事はできませんが、空に2つの月がある光景というのは想像してみると面白そうですね。太陽系の他の惑星には複数の衛星を持つ惑星があるので、どのような光景になるのか見に行ってみたいものです。

参考

https://sorae.info/astronomy/20200228-minimoon.html



https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%88%E4%BB%A5%E5%A4%96%E3%81%AE%E5%9C%B0%E7%90%83%E3%81%AE%E8%A1%9B%E6%98%9F


Wrote: わたなべ