小惑星リュウグウはスカスカの岩石の天体であったとの研究成果がNature電子版に発表されました。
【研究成果】
隙間だらけの小惑星、リュウグウhttps://t.co/UfxNGxSskk"Highly porous nature of a primitive asteroid revealed by thermal imaging", Nature, 16 March, 2020
この研究成果は、Nature 電子版に 3/16 (日本時間3/17)に掲載されました。
image credit: Okada et al.,Nature 2020 pic.twitter.com/dYU3tsQRi8— ISAS(JAXA宇宙科学研究所) (@ISAS_JAXA) March 17, 2020
小惑星探査機「はやぶさ2」に搭載されている中間赤外線カメラ(TIR)で取得したデータを解析すると、小惑星リュウグウの表面は温まりやすく冷めやすい物質であることから、多孔質な物質であることがわかりました。
リュウグウの表面には周囲の温度から20度以上温度が低い場所もあることも発見されています。これらのデータから論文では、小惑星リュウグウの形成シナリオが推測されています。詳しくは参考リンクの先を読んでみてくださいね。
今回発表された成果ははやぶさ2が小惑星リュウグウに到着する前には予想に反する結果でした。現地に行かないとわからないことがあるのは、宇宙にある小惑星も一緒なのですね。
http://www.jaxa.jp/press/2020/03/20200317-1_j.html
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2003/17/news100.html
Wrote:わたなべ