2019年7月13日、中国の有人宇宙プロジェクト弁公室は中国版宇宙ステーション「天宮2号」が2019年7月19日に、地球の大気圏に再突入すると発表しました。制御しながらの落下となり、もっとも陸地から離れた海域「ポイント・ネモ」へ計画通り落下させるようです。
天宮2号は2016年9月15日に打ち上げられ、主に宇宙船とのドッキング目的で運用された「天宮1号」から改良され、様々な宇宙実験が行える「宇宙実験室」と位置付けられ、約1ヶ月の有人での運用が行われました。
2018年4月2日に「天宮1号」は地球に落下しましたが、落下の約2年前から制御不能状態であったと言われていますが、「偶然」にも、もっとも陸地から離れた海域「ポイント・ネモ」に落下しました。
この「ポイント・ネモ」はニュージーランドとチリのほぼ中間にあり、もっとも陸地から離れた海域のため、数多くの人工衛星がここを落下地点としており「人工衛星の墓場」とも呼ばれています。
今回は制御しながら落下させるとのことで、「天宮1号」の時のような騒ぎにならなさそうで安心ですね!
過去記事
中国の宇宙実験室、地球へ落下!? | Space News Lab
参考
中国宇宙ステーション「天宮2号」19日に大気圏突入=当局「予…|レコードチャイナ
https://www.recordchina.co.jp/b729423-s0-c30-d0142.html
Wrote: わたなべ