中国の宇宙実験室「天宮(ティエンコン)1号」が31日~4月4日の間に大気圏に再突入する。新華社は機体について大気との摩擦で「燃え尽きる」としているが、残骸の一部が地球に落下するとの見方もある。
あまり知られていませんが、人工衛星が周回している宇宙空間とされている高度でも微少の空気が存在します。
地上に比べれば微々たる量ですが、この空気が衛星と摩擦を起こして衛星の速度が徐々に落ちていくため、おおよそ高度400km程までの軌道の衛星は燃料が無くなると数年間の内に地球へ向けて落下します。
多くの衛星は落下の途中で燃え尽きますが、今回は宇宙実験室で通常より大きいため、破片が落下する可能性があります。
スペースデブリでも大型のものは地上に影響を及ぼすので、今後一層対策を考えていく必要がありそうですね。
因みに、今回の宇宙実験室が人間に当たる可能性はかなり低いようです。
中国「天宮1号」大気圏再突入へ 残骸落下の恐れも | 朝日 DIGITAl
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Wrote: ケイ