先日、ESA(欧州宇宙機関:European Space Agency)がツイートした画像が面白かったので、紹介します。
🚀To space! But on which rocket?🚀
Teams at #MissionControl match every mission with the perfect rocket – depending on the mass of the spacecraft & where it needs to go.
Find out more in our new, updated infographic for #RocketWeek: https://t.co/VB7CrBw0BH pic.twitter.com/Xp45I0g1H0— ESA Operations (@esaoperations) 2019年6月6日
こちらの画像は、ESAが現在開発中のロケットのペイロードの重量がペイロードを投入する軌道に分けて描かれています。
図に描かれているロケットはArian64(アリアン64)、Arian62(アリアン62)、Vega-C(ヴェガC)です。
全て開発中のロケットで、アリアン64とアリアン62は同じ「アリアン6」ロケットですが、固体ロケットブースターが4個と2個との違いがあります。
ヴェガCも開発中のロケットで1段目には、アリアン6ロケットの固体ロケットブースターが共通で使用されるとの特徴があります。
この図が特徴的なのは、ペイロードの重量を大型生物で例えて描かれている点です。重量がイメージしやすくて良いですね。
例えば地球近傍の軌道にはアリアン62であれば、6450キログラムまでのペイロードを投入でき、動物に例えるとアフリカ象くらい、
アリアン64であれば、20000キログラム、小さなコククジラ(small gray whale)程度まで運べるということがわかります。
ヴェガCは2019年中、アリアン6は2020年以降に初打ち上げが予定されています。
初打ち上げではどのくらいの重量のペイロードを宇宙に運ぶのでしょうか?
今回紹介した情報を知っていれば、打ち上げの時も気になってしまいますね。
Wrote: わたなべ