欧州宇宙機関のペイロードを動物で例えた図が可愛らしい!

先日、ESA(欧州宇宙機関:European Space Agency)がツイートした画像が面白かったので、紹介します。

こちらの画像は、ESAが現在開発中のロケットのペイロードの重量がペイロードを投入する軌道に分けて描かれています。

図に描かれているロケットはArian64(アリアン64)、Arian62(アリアン62)、Vega-C(ヴェガC)です。

全て開発中のロケットで、アリアン64とアリアン62は同じ「アリアン6」ロケットですが、固体ロケットブースターが4個と2個との違いがあります。

ヴェガCも開発中のロケットで1段目には、アリアン6ロケットの固体ロケットブースターが共通で使用されるとの特徴があります。

この図が特徴的なのは、ペイロードの重量を大型生物で例えて描かれている点です。重量がイメージしやすくて良いですね。

例えば地球近傍の軌道にはアリアン62であれば、6450キログラムまでのペイロードを投入でき、動物に例えるとアフリカ象くらい、

アリアン64であれば、20000キログラム、小さなコククジラ(small gray whale)程度まで運べるということがわかります。

ヴェガCは2019年中、アリアン6は2020年以降に初打ち上げが予定されています。

初打ち上げではどのくらいの重量のペイロードを宇宙に運ぶのでしょうか?
今回紹介した情報を知っていれば、打ち上げの時も気になってしまいますね。



Space in Images – 2019 – 06 – To space! But on which rocket?
https://www.esa.int/spaceinimages/Images/2019/06/To_space!_But_on_which_rocket



格安ロケットひしめく2020年代、業界の雄「アリアンスペース」はどう戦うか (1) 開発進む次世代ロケット – 現行機からコスト半減、能力と信頼性は維持 | マイナビニュース
https://news.mynavi.jp/article/20170427-arianespace/

Wrote: わたなべ