昨今、技術の進歩により半導体が高集積化/微細化したことにより身の回りの電子機器は小型化しましたが、その一方で宇宙からのわずかな放射線が誤作動を引き起こすことが確認されています。
一昔前であれば半導体のチップ面積も大きく影響は軽微でしたが集積度の高いLSIでは、動作電圧の低電圧化の影響により放射線が与える影響がより大きくなっています。
放射線の影響は物理的に電子回路にダメージを与えるハードエラーから、高エネルギー粒子が内部データを反転させるソフトエラーまであり、特にこのソフトエラーへの対策が今議論されています。
従来、放射線をうけることが前提の航空宇宙産業ではこの対策が行われてきましたが、
最近では自動運転車の開発が進む自動車分野も誤作動による人命への影響が大きいために議論の対象となっています。
AIや機器自動化が普及・浸透していく時代においては誤作動が人々に与える影響はより大きくなると思われ、これらの放射線対策も技術進歩を遂げ高度化していくことを期待します。
宇宙空間から降り注ぐ放射線が身の回りの機器に与えている影響とは | マイナビニュース
https://news.mynavi.jp/kikaku/soft-error-1/
Wrote: ディー