月の裏側に中国の月探査機が着陸した件の活動報告が続々と届いています。
先日、当ブログでお伝えしたように月の裏側に着陸した「嫦娥4号」と「玉兔2号」は月の昼の間、高温を避けて活動を停止していましたが、1月10日に活動を再開し、中国の国家航天局等が活動内容を伝えています。
以下のリンク先では、「嫦娥4号」が撮影した月の裏側の360度写真が公開されています。
嫦娥四号着陆器月午工作正常 地形地貌相机顺利完成360度环拍-国家航天局
http://www.cnsa.gov.cn/n6759533/c6805143/content.html
月の地平線や、大小のクレーターがはっきりと写っており、「玉兔2号」が動いた轍(わだち)の跡もわかります。
「嫦娥4号」によって持ち込まれた綿の種子が発芽し、さらに一夜で枯れてしまったことも伝えられています。
正確には月面に着陸した「嫦娥4号」の中なので、月の地表で発芽したわけではありませんが、この種子が順調に育っていくことで、地球外でも植物が育つことが実証されることが期待されていましたが、あえなく枯れてしまいました。
ですが、この結果が今後の月面での農業に繋がっていくかもしれません。
中国の月面探査が今後どのような成果を伝えてくれるのか、ますます楽しみですね!
関連記事
月の裏側はどうなっているのか?中国が探査開始!
Wrote: わたなべ