NASAが、月へ物資等を運ぶための、入札資格を持つ9つの企業または企業グループを発表しました。商業月輸送サービス(Commercial Lunar Payload Services:CLPS)と呼ばれる計画で候補の中にispace社が含まれています。
このNASAの計画の主契約者は米国拠点でなければならないため、ispace社はアメリカのチャールズ・スターク・ドレイパー研究所を契約主体とする4社の連合で提案を行い採択されました。
なお、今回発表された9社全てにNASAと月への輸送任務を契約する可能性がありますが、どの企業も契約獲得を保証されてはいなく、NASAはどの企業にも月着陸船の開発費を提供していないとのことです。
今回発表されたその他の入札候補については、こちらの記事を参考にしてください。
https://spacenews.com/nasa-selects-nine-companies-for-commercial-lunar-lander-program/?fbclid=IwAR3Nj7rcms3skcgTqx2s-h31k3ImV7ptbrnevyYhoJUvAVcKuX0_CZf7sxA
ispace社といえば月探査レースGoogle Lunar XPRIZEに参加していたHAKUTOの運営会社で、2020年にはスペースXのロケットで月面探査のミッションを行う計画を発表していました。
まだ、月への輸送ミッションに入札する権利を獲得しただけですが、
日本のispace社には月への輸送にも今までの月探査レースに挑戦してきた経験を生かしてほしいですね。
この計画がうまくいき、有人月探査も早期に実現になることを期待します。
NASA「月への物資定期便」に民間9社を選出。早ければ来年にも打ち上げ | TechCrunch Japan
ispace、10年間で総額26億ドルのNASA CLPSプログラムに採択 | ispace
https://ispace-inc.com/jpn/news/?p=876
Wrote: わたなべ