オランダでスペースデブリ(宇宙ゴミ)をアートにすることで、宇宙ゴミを視覚化し、認知を広めようとする試み「the SPACE WASTE LAB PERFORMANCE」が行われています。
これは「SPACE WASTE LAB」と名付けられたプロジェクトの一環として行われており、宇宙ゴミの位置をリアルタイムで緑色のレーザー光線で追跡しています。
リンク先にはいくつものレーザー光線が夜空を照らして幻想的とも言える動画があるので、是非ご覧になってください。このプロジェクトは街も協力して、街の照明を暗くするよう協力しているとのこと。
Space Waste Lab | Studio Roosegaarde
https://www.studioroosegaarde.net/project/space-waste-lab
「SPACE WASTE LAB」のプロジェクトは2つのフェーズで行われるとしています。
フェーズ1は、2018年10月5日から2019年1月19日まで、屋外のレーザー光線で宇宙ゴミの位置を可視化するプログラム「the SPACE WASTE LAB PERFORMANCE」と屋内で実際の宇宙ゴミの展示を行ないます。
その後のフェーズ2では、複数年かけて、宇宙の専門家と起業家が宇宙ゴミを回収し、その宇宙ゴミを使って、持続的な製品にアップサイクルすることが計画されています。
※アップサイクル:廃棄物等を利用して、持続的な価値の高い製品を生み出すこと
当ブログでも何度か宇宙ゴミ関する記事を発表していますが、地上からアートにする試みは、遠いものと感じていた宇宙ゴミを身近に感じる良い機会になるのではないでしょうか。実際に現地に見に行ってみたいものです。
過去記事
Wrote: わたなべ