ロケットをまるごと3Dプリンターで製造することを目指しているアメリカの宇宙ベンチャー企業が紹介されています。
その企業の名前は「Relativity Space(リラティヴィティ・スペース)」。2015年に創業しています。スペースX出身のTim Ellisととブルーオリジン出身のJordan Nooneが共同創業者で、2人とも3Dプリンタでの部品作成を担当していた経歴があります。
リラティヴィティ・スペースはロケット全体を製造することが可能な巨大な3Dプリンタ「Stargate」を独自開発しています。すでにロケットエンジン「Aeon」も3Dプリンタで製造しており、100回以上のテストを行なっているとのこと。
リラティヴィティ・スペースのサイトには、従来の伝統的なロケット開発では12ヶ月かかるロケット製造期間が、わずか2ヶ月で可能との記載があります。この製造期間短縮が独自開発の3Dプリンタ「Stargate」によるものなのでしょうね。
紹介記事にあるように、すでにロケットの部品には3Dプリンタで作られるものがありますが、ロケットを丸ごと3Dプリンタで製造するという挑戦はすごいですね。アメリカのロケット開発ベンチャーは競争が激しいですが、この新しい挑戦を行う企業の活躍も楽しみです。
Relativity Space
https://www.relativityspace.com/
Wrote: わたなべ