国立天文台のスーパーコンピューターアテルイⅡの運用が開始されました。
天文学というと望遠鏡を使って実際に目で見て観測する方法や宇宙望遠鏡などで撮影した画像を解析するなどがイメージとしてありますが、今では宇宙の成り立ちを膨大な情報を打ち込んでコンピューターで計算するシミュレーション天文学も重要になっています。
アテルイⅡは、以前のコンピュータの性能の3倍にもなる計算能力で望遠鏡では見ることのできなかった部分もシミュレーションによって視覚化できるよになったり、宇宙の成り立ちや謎の解明に威力を発揮するのではないでしょうか。運用期間は6年で今年だけでも150人の研究者が利用するそうです。アテルイⅡを使った研究でどのような発見があるのか楽しみです。
アテルイIIは、前システムではできなかった、より大規模・現実的なシミュレーションを行い、「理論天文学の望遠鏡」として新しい宇宙の姿を描き出すことが期待されている。たとえば、これまでの天の川銀河のシミュレーションは、実際よりも少ない星の数でしか行えなかったが、アテルイIIでは銀河を構成する数千億個の星すべての運動を計算することができる。
新天文学専用スーパーコンピューター「アテルイII」運用開始 | アストロアーツ
http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/9948_aterui2
Wrote: 寺地