中国当局は月探査用の通信中継衛星「鵲橋(じゃっきょう)」の打ち上げに成功したと発表しました。今年末に計画している嫦娥(じょうが)4号での月面の裏側探査のためにこの人工衛星を使用するとしています。
打ち上げに使用したロケットは「長征(ちょうせい)4号C」です。長征4号は、中国の人工衛星打ち上げ用の中型3段式の液体燃料ロケットです。
現在長征4号Bと長征4号Cが運用されており、主に低軌道や太陽同期軌道へ衛星を投入する用途に用いられています。長征4号Bと長征4号Cは3段目ロケットのエンジンが異なり、それぞれYF-40と再着火能力があるYF40Aが使われています。
中国が計画している月の裏面への着陸は世界初となり、近年の中国の宇宙開発への意欲を感じます。中国の宇宙開発力はどんどん力をつけており、今年末に計画されている打ち上げも今から注目ですね。
参考
長征4号 | Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E5%BE%814%E5%8F%B7
Wrote: わたなべ