アメリカの民間宇宙企業アストロボティック社は、月着陸船「Griffin(グリフィン)」の打ち上げロケットにスペースX社の大型ロケットファルコン・ヘビーを使用すると発表がありました。
アストロボティック社はNASAが進める「CLPS(Commercial Lunar Payload Service)」と呼ばれる商業月輸送サービスの一環でNASAが開発している月面ローバーを月着陸船グリフィンに載せて月まで輸送する事業を契約しています。
月着陸船グリフィンの打ち上げは、2023年の予定でケネディー宇宙センターからファルコン・ヘビーによって打ち上げられます。
グリフィンに搭載されるNASAの月面探査ローバーは「VIPER」と呼ばれ、月の南極にあるクレーターに存在する永久影を調査するそうです。ここには水や氷があるのではないかと考えられていてローバーによる本格的な探査を行うそうです。
アストロボティック社は2021年後半にグリフィンとは別の着陸船「Peregrin(ペレグリン)」を打ち上げる予定で、日本の民間企業が開発するローバー「YAOKI」を月は運ぶミッションを行うそうです。こちらのミッションも注目です。
Wrote: 寺地