光学重力レンズ実験(OGLE)の研究チームが、重力マイクロレンズ現象を使った観測で自由浮遊惑星の新たな候補を発見したと発表がありました。
今回発表されたのは天の川銀河の中を浮遊している自由浮遊惑星で「OGLE-2016-BLG-1928」と呼ばれる星です。大きさは地球ほどで、これまで発見された自由浮遊惑星の中ではかなり小さいものだそうです。
自由浮遊惑星とは、太陽系のような質量の大きい母星とその重力によって公転する恒星とで形作るものとは違って、単独で浮遊している天体です。天の川銀河の中だけでも数千億個の自由浮遊惑星があるのではと考えられているそうです。
恐らく元々あった太陽系のような場所から何らかの影響でその重力から脱したのではと考えられますが、どのようにして自由浮遊惑星ができたのか興味が湧きますね。今後も重力マイクロレンズ現象を利用した観測によって質量が小さい自由浮遊惑星でも観測が進むかもしれません。
ー引用ー
アインシュタインの一般相対性理論によれば、大きな質量を持つ天体の近くでは、空間が曲げられ、光の進路が曲げられます。その結果、大きな質量を持つ天体の近くを通る光りが、あたかもレンズによって集光されたかのように、明るさを増す現象が起こることがあります。これが重力マイクロレンズ現象です。重力レンズ現象の一種になります。
ー引用終わりー
sorae
https://sorae.info/astronomy/20201101-ogle.html
Rogue planet
https://www.wikiwand.com/en/Rogue_planet
Wrote: 寺地