ジュノーが撮った木星の画像が壮大な音楽とともに映像化

 NASAの木星探査機ジュノーに搭載された光学観測装置「JunoCam」が今も木星の近くを撮影し続けています。今回ジュノーが撮影した画像を元に繋ぎ合わせ映像化されました。とても美しい木星の姿を是非見てください。

 この動画を作成したのは、JunoCamの観測データを編集・公開してきた市民科学者のKevin M. Gillと言う方です。2020年6月2日に実施されたジュノーによる27回目のフライバイ観測時に撮影された41点の画像が用いられているそうです。

 木星と言う星は知っての通りとても大きな天体です。大きさは、質量が地球の318倍もあります。直径は地球の11倍です。しかし木星の1日は短く9時間55分で自転しています。公転周期は11.86年です。地球や火星のようないわゆる地面は存在しません。組成は主に水素やヘリウムなどで、中心部のコアの周りは液状の金属水素があり、その外側がガスで覆われています。

 探査機ジュノーは2011年打ち上げられました。そして2016年に木星の極軌道に乗り探査を今も続けています。ジュノーは木星の組成、重力場、磁場、極付近の磁気圏の詳細な調査を行います。

 ジュノーは2021年7月30日に役目を終え木星に突入し処分される予定です。1年を切っていますが今後も様々な木星の姿を送ってきてくれと思います。

参考URL

https://sorae.info/astronomy/20201015-juno.html


Wrote: 寺地