打ち上げが延期になっていたインターステラテクノロジズ(IST)の観測ロケット「えんとつ町のプペル MOMO5号機」が2020年6月14日午前5時15分に打ち上げられました。打ち上げ約36秒後にノズルから破片が飛散し機体が大きく姿勢を崩す等のトラブルが発生した後、約70秒後に手動で緊急停止され、残念ながら宇宙空間までは到達ませんでした。
えんとつ町のプペル MOMO5号機打上げ実験について速報にてお知らせします。
※値は速報値であり今後の解析で変わる可能性があります
1.打上げ時刻: 5:15, 飛行中断時刻: 5:16
2.燃焼時間: 60秒程度
3.宇宙到達: 到達していない
4.最高高度: 11km程度
5.着水時刻: 5:18:52
6.着水場所: 陸から4.12km程度— インターステラテクノロジズ/なつのロケット団 (@natsuroke) June 13, 2020
MOMO5号機は、高度約11キロメートルまでしか到達しませんでした。私はライブ中継をみていましたが、ノズルから破片が飛散し姿勢を大きく崩した後も、姿勢を持ち直していました。
宇宙空間には到達できませんでしたが、ISTの姿勢制御の技術力の高さを確認する事ができたと思います。トラブルの真の原因については調査中ですが、当初は冬期の打ち上げを予定していたのがこの時期まで遅延した事で機体に経時劣化のようなものが発生していたのでしょうか?不具合原因を早期に解明して、MOMO6号機に繋げて欲しいですね。
参考
https://note.com/natsuroke/n/ne04953e7615d
Wrote: わたなべ