中国でロケットのブースターが民家に落下し、被害が出ていると報じられました。ジャーナリストのAndrew Jones氏のツイートで2019年11月23日に打ち上げられた長征3号Bロケットのロケットのブースターが民家に落下して被害を出した様子を動画で伝えています。
This is the aftermath downrange following a Chinese Long March 3B launch from Xichang early Saturday. And that yellow smoke is very toxic hypergolic propellant. Source: https://t.co/VEh5X8Ors0 pic.twitter.com/22IVIpyJOk
— Andrew Jones (@AJ_FI) November 23, 2019
この動画にはロケットのブースターの破片と思われるものが黄色い煙を上げている様子が写っています。この黄色い煙は毒性のあるハイパーゴリック推進剤の燃焼によるものとのこと。尚、この被害が出ている居住地区はには避難命令が出されていたようですが、動画には一般の人が写っており、非常に危険な状態と思われます。
中国のロケット射場は内陸にあるため、過去に何度かこのようなロケットの一部が居住地区の近くに落下して、被害を出す事故を起こしています。
中国の宇宙開発は、月の裏側の探査を進めるなど、非常に高度な技術を獲得していますが、このような事故を何度か起こしています。宇宙開発に失敗はつきものとはいえ、このような事故は避けるようにしてほしいものです。
参考
https://gigazine.net/news/20191126-chinese-rocket-toxic-rocket-parts/
Wrote:わたなべ