中国の中国空間技術研究院(China Association for Science and Technology:CAST)が公開した動画に次世代の有人宇宙船が写っていることが記事になっています。宇宙船の名前はまだ無いようですが、2020年前半に無人での打ち上げが計画されているようです。
十年载人追梦路,再启新篇续辉煌
https://mp.weixin.qq.com/s/l9j5MmgXwe6ZTJmpdBBWiA
当該の動画は2019年8月22日に公開されたものです。動画で公開された宇宙船は乗務員モジュールとサービスモジュールの2つのモジュールで構成されており、乗務員モジュールは4〜6人の宇宙飛行士を運ぶことが可能です。この次世代宇宙船の長さは最大約9メートル、離陸時の最大質量は約22トンとのこと。
中国が現在運用している宇宙船「神舟」はLEO(地球表面からの高度2,000km以下)までの飛行しか想定されておらず、月などへの飛行には耐えられないため、中国が将来計画してい有人月探査には使用できません。この開発中の次世代有人宇宙船は深宇宙への飛行も想定されています。
中国の次世代有人宇宙船も開発中のようです。アメリカではスペースXなどが有人宇宙船を開発中ですが、計画から遅れていることが度々ニュースとなっています。どちらの有人宇宙船が先に打ち上げられるのでしょうか。ちょっと気になりますね。
参考
https://mp.weixin.qq.com/s/l9j5MmgXwe6ZTJmpdBBWiA
https://sorae.info/space/20191008-china-spacecraft.html
https://www.space.com/china-new-spacecraft-crewed-moon-missions.html
Wrote:わたなべ