皆さんは「2019 OK」と名付けられた小惑星が地球とニアミスしていたのをご存知でしょうか?
「2019 OK」は直径130メートルほどの小惑星のことなのですが、7月25日に地球から7万2千キロほどの距離を通過しました。
7万2千キロというと、かなり距離があると思わるかもしれませんが、これはかなり近い距離なんですね。
で、この2019 OKですが、天文学者も接近の数日前までは気づいていなかったとのことです。
仮に2019 OKが地球に衝突したとしたら、一つの都市が消えてしまうくらいインパクトがあります。
なので、地球に接近している小惑星を把握するのは、地球を守る上で重要なのですが、NASAなどではすべての小惑星を把握することはできないとのことです。もしかしたら今も地球に向かっている小惑星があるかもしれません。
NASAなどでは直径が800メートル以上の小惑星の約90%を追跡していますが、今回のような小さいケースや、光を発していない小惑星などは把握できていないそうです。
そして、地球うに近づき、把握できたときには何も手を打てない状態になっています。
年単位で把握できていれば、軌道を変えるなりの対策はとれるのですが、数日前に分かったとしても時遅しです。
なので明日突然、小惑星がが〇〇に落下する恐れがあるので付近の方は避難してください。なんていう放送が流れてもおかしくないのですね。
小惑星が落ちてこないのが一番ですが、もし落ちてきたとしても落ち着いて行動していきたいですね。
This is the video of the close encounter of Asteroid 2019 OK we have been Twitting all day with the Earth: https://t.co/bjT7uhQJuO pic.twitter.com/3e4UyPcdPl
— ASAS-SN (@SuperASASSN) 2019年7月25日
話は変わり、この「2019 OK」という名前ですが、命名ルールによりつけられたもので、地球に衝突しなかったらかOK!ということで「2019 OK」という適当な名前がつけられた訳ではありません。
まず、小惑星は発見されると、ハーバード大学内にある「国際天文学連合」という組織の傘下である小惑星センターというところに送られます。
2晩の観測によって軌道要素が決定された時点で、その小惑星にはまず仮の名前として「仮符号」というものが与えられます。今回の「2019 OK」というのがそれですね。
その後詳細な観測によってこれまでに発見されていない天体であると小惑星センターで認定された時点で「小惑星番号」が付与されます。
例えば小惑星イトカワであれば「25143」という番号がふられています。
そして小惑星番号が付与された小惑星には様々な条件を満たす必要がありますが、名前をつけることができます。
イトカワで言えば、「イトカワ」ですね。
ご興味があるかたはリンク先をご覧ください。
今回の2019 OKにはどんな名前がつけられるのか楽しみですね。
天文学者も数日前まで気付かず…… 直径約130メートルの小惑星が地球とニアミスしていた
https://www.businessinsider.jp/post-195493
Wrote: t.hirai