AFP通信が2019年7月20日、アメリカが2024年までに実施を計画している有人月面探査について、宇宙服についての懸念を報じています。
現在、アメリカの宇宙飛行士が使用している宇宙服は1970年代に開発されたものであり、当時開発されたものを使い続けています。
この宇宙服は月面活動には適していなく、有人月面探査を行うためには新しい宇宙服の開発が必要とのこと。以前からNASAは次世代宇宙服の開発を行なっているのですが、難航しているようです。
さらにこのような状況にもか関わらず、NASAは宇宙服の発注もしていないとのこと。
スペースXやボーイングが宇宙服を公開していましたが、これらは船外活動を想定したものではありませんでしたので、民間にも船外活動用の宇宙服は存在しないことになります。
宇宙服の開発には莫大な資金が必要なため、2024年までに次世代の宇宙服が完成するのか心配になりますが、これらの課題に対してNASAはどのように解決していくのか、引き続き注目していきたいと思います。
参考
新たな有人月面着陸、2024年の実施は「楽観的過ぎ」 宇宙服の専門家 写真2枚 国際ニュース:AFPBB News
https://www.afpbb.com/articles/-/3236056
宇宙服 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%9C%8D
商用ロケットStarliner乗組員の宇宙服をボーイングがお披露目 | TechCrunch Japan
商用ロケットStarliner乗組員の宇宙服をボーイングがお披露目
Wrote: わたなべ