日本の国立天文台の研究チームが南米チリのアルマ望遠鏡を使った観測で今まさに誕生しつつある惑星の様子を観測しています。観測しているのはうみへび座TW星と言う星です。
うみへび座TW星は誕生から1000万年しか経っていない星で地球から194光年と割と近いところにあります。この星は地球からは垂直方向に見られ、星の周りにはガスや塵が集まる原始惑星系円盤を見ることができます。そのため、観測に適した天体として研究が進んでいるそうです。
今回の観測ではアルマ望遠鏡を使うことでこれまでより3倍感度が高い観測ができたそうです。その結果、中心から離れた場所で小さな電波源を見つけることができました。この電波源はなんなのか気になる所ですが、小さな惑星が誕生しつつある周惑星円盤ではないかと言う説やガスの渦に集められた塵の集合体である説が考えられているそうです。
いずれにしてももっと詳しく観測しないとわからないと言うことのようです。今後アルマ望遠鏡に加えすばる望遠鏡を使ったさらなる観測が行われるそうです。今後の報告を待ちましょう。
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Wrote: 寺地