中国のEC大手アリババが、人工衛星を打ち上げると発表しました。
打ち上げるのは、小型宇宙ステーション「Candy Tin(糖果罐号)」と通信衛星「Tmall International(天猫国際号)」。この人工衛星は2018年11月11日「独身の日」セールに向けたキャンペーンで使用することが企画されているとのことですが、どのロケットを使用して打ち上げるのかは発表されていません。
通常ロケットの上段部は、人工衛星等のペイロードを宇宙空間に届けた後は、大気圏に再突入して燃え尽きるのですが、アリババの小型宇宙ステーションは、打ち上げに使用したロケットの上段部に宇宙ステーションとしての機能を持たせて運用する試みとなります。
ロケットの上段部を宇宙空間で宇宙ステーションとして再利用するとは、面白い試みですね!
アリババは「on station, one satellite(一駅一星)」計画と呼ばれる宇宙計画を開始し、多くの研究機関と協力して宇宙を利用した技術開発を進めて行くとのこと。
アリババを含めた中国の宇宙技術開発がどのように発展していくのか楽しみです。
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Wrote: わたなべ