キュリオシティがとらえた、砂嵐に霞む火星

現在火星で探査を続けている探査車キュリオシティが火星で起こっている砂嵐「ダストストーム」を撮影した。
この砂嵐は3週間前から起こっていて、日に日にひどくなって来ているようです。今では火星全体が砂嵐に覆われている状態だとか。

NASAの火星探査ローバー「オポチュニティ」は電力をソーラーで賄っているため砂嵐で太陽光が少ない状態では発電できず、現在探査活動を停止しているそうです。
一方「キュリオシティ」は原子力電池で動いているので砂嵐の中でも探査を続けています。
また、火星の周りをNASAの火星探査機マーズ・リコナサンス・オービター(MRO)が飛んでいて外側からもこの砂嵐の様子を観測しています。この観測によって砂嵐の発生のタイミングなどの解明につながるかもしれません。

キュリオシティはこの砂嵐の中で探査を続けても搭載機器に影響がないそうです。唯一影響しそうなのがマストカメラです。マストカメラのレンズに塵がつくのをなるべく避けるため撮影を終えるとカメラを下に向けて砂嵐を回避しているそうです。

火星のダストストームはよくある現象だが、たいていの嵐は局地的な規模にとどまる。しかし現在発生中のダストストームは、地球でいえば北アメリカとロシアを合わせたよりも広い面積にまで拡大しています。火星で暮らすのは大変そうだなと思う自然現象の一つですね。

火星のダストストームはありふれた現象で、南半球が春から夏を迎える季節に特に頻繁に発生する。この時期には火星が太陽に最も近づくからだ。大気が暖まるにつれて、地面で場所ごとの温度差が大きくなると風が発生し、ベビーパウダーの粒くらいのサイズの塵粒子が巻き上げられて移動する。冬の間はドライアイスとして凍っていた極冠の二酸化炭素が春になって蒸発すると、火星の大気が厚くなって地表の気圧が上がる。これによって塵の粒子が大気中にとどまりやすくなり、さらに多くの塵が巻き上げられるようになる。こうしてできた塵の雲が高さ60km以上まで達することもある。



キュリオシティがとらえた、砂嵐に霞む火星 | アストロアーツ
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Wrote: 寺地