ケプラー探査機、初検出の星は10年ぶりに惑星と確認

2009年打ち上げのNASAの探査機ケプラーが最初に検出した星が10年経ってようやく系外惑星であると確認されました。
ケプラーは主星の前を惑星が横切ると光が減光するのを捉える「トランジット法」で観測します。2018年までの運用で2600個以上もの惑星を捉えたそうです。
ケプラーが最初に捉えた減光現象が見つかった恒星には「KOI (Kepler Objects of Interest) 4」という番号が付けられました。そして、この星に存在するかもしれない惑星候補天体は「KOI 4.01」と呼ばれました。
しかし、恒星の中には惑星の通過と似たような減光を引き起こす変光星などもあるため、ケプラーの観測で見つかった候補天体が本当に惑星かどうかを判定するには、より詳しい分析が必要になります。

KOI 4.01は発見当初惑星にしては小さすぎたようです。
それは主星であるKOI 4の大きさの推定を誤っていたためだそうです。
ところが、今回ハワイ大学の大学院生Ashley Chontosさんは、最初の研究テーマとして、ケプラーが観測した主星のデータを解析し直すという仕事にたまたま取り組んだそうです。
Chontosさんは主星の解析に音波を使って星のわずかな脈動を捉え、星のサイズや質量を求める、星震学と言う手法で解析しました。
KOI 4の解析結果は発見当初の推定の大きさの3倍あることが確認されたそうです。これによりKOI 4.01も惑星として認められました。
このことにより、主星KOI 4は「Kepler-1658」、KOI 4.01は「Kepler-1658 b」と命名されました。
この惑星系は、はくちょう座の方向約2600光年彼方に位置しているそうです。

参考URL


「ケプラー」初検出の天体、10年後にようやく系外惑星と確認 – アストロアーツ
http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/10530_kepler1658

Wrote: 寺地